捨てる恋あれば拾う恋あり 第9話
「大人の手のひらで転がされる女」
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25歳のさんは、今まで誰とも付き合ったことがない。
中学時代の初恋の相手は、勉強を教えてもらっていた大学生だった。

「なんて頼りがいがあるんだろう。」

彼とは交際にはいたらなかったが、大人の手のひらで転がされる心地よさに同年代の男性には興味がなくなった。

「だって転がされたいんだもん。」

22歳のときに知り合ったのは、35歳の男性。デートもスマートで頼れる。しかし、会えるのはいつも昼間、ランチもファーストフードがほとんどだった。その理由は・・・。

35歳の男性、「結婚を約束された人がいるんだ。」

それでも、彼女の心は揺るがなかった。

「若さとおっぱいで勝てるはず。」

そして、彼に告白。「彼女にしてくださいとは言いません。結婚してください。」
当然、彼には拒否された。

その後も大人の男性ばかりに恋心を抱いた。
しかし、あるとき、「もうおじさんはやめよう。」と思い、出会い系サイトを開いた。すると、同年代の男性からも多くのメールが届いた。ある男性と1ヶ月のメールのやり取りをして、会うことに。
だが、実際に会ったのは、41歳の大人だった。その日は、ディナーまで一緒に過ごしたがそれっきり連絡はなかった。

現在まで彼氏はいないが、付き合うなら大人の男性がいい。

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なるみ「おっぱい大きいね。体型的には、おじさんが好むっていった感じ。」
松尾翠「香さんにとっておじさんというのはどのくらい上から?」
「15歳くらい上までが恋愛対象。」
関根麻里「お付き合いというのは誰ともしたことがない。」
「そうですね。」
なるみ「ファーストキスはまだ?」
「実はもうしちゃったんですよ。」
なるみ「いつ?」
関根麻里「どういう状況で?」
「先輩として食事に行ったら、そのままお持ち帰りされちゃって。」
あびる優「エッチはなかったんですか?」
「なかったんですよ。」
山本モナ「本当?」
三島ゆかり「それは好きだったんですか?」
「あまり好きではなかったんですけど、前に結婚してくださいと言ってしまった彼が忘れられくて、次に進まなきゃと言う。」
なるみ「ことりキスとかでなくて、大人キスだった?」
「まあ。どっちもあり。」

松尾翠「転がされたいというのはどういうこと?」
「ツンデレが好きなんです。ツンツンして自分のペースを守ってそうで、私のキュンキュンするポイントを掴んで来ると言うか」
田野アサミ「キュンキュンポイントは?」
「ずっと彼の後をくっついて歩いているんだけど、ある日だけ突然、『もうちょっとこっち寄れよ』と言った感じで、ちっと強引なところもあったり。」
関根麻里「男らしさがあると言った感じ。」
なるみ「ホンマのおっさんの怖さを知らんな。」

関根麻里「なるみさんのご主人は?」
なるみ「年上だし、おじさんにすごくもてるの。同じ吉本興業の師匠方を転がしていると言われるくらい。おいしいものはいつでも食べれる。」
「うらやましい。」
なるみ「旦那さんは、11歳上。年上の人は聞き上手やん。そこは楽しいよね、一緒にいて。若い人は自分の夢ばかり語るやろ。」

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思い出の品は・・・。

「41歳の出会い系男性が、一度だけのデートでくれた、UFOキャッチャーで取ってもらった景品。プレゼントされた経験がないので、捨てられずにいる。」

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あびる優「年上ならば、どんな男性でもいいんですか?」
「だめなんです。」
あびる優「自分の中でも条件があって・・・。」
「まず、細身の人が好きなんです。」
あびる優「41歳、仕事バリバリだし、身なりを気をつけていれば、若々しいし。」
久瑠あさ美「内面的な部分で、年上の人にとか・・・。」
「内面的な部分では、自分の悪いところも指摘してくれて、叱ってくれる人。」
なるみ「ちょっとリードしてくれる人がいい。」
「そうですね。」

田野アサミ「逆に年上を恋愛対象に見たことがない。転がされたいと言っているのと反対で、転がされるのが怖い。」
「同年代の子は、自分が好意があることを示さないと、来てくれないんですよ。」
あびる優「そんなことはないんじゃない? そのおっぱいがあれば。」
なるみ「結構、武器だよね。」
三島ゆかり「うらやましい。」
田野アサミ「おっぱいを武器だったり思ってますか?」
「思ってます。でも、逆にそれで引っかかっちゃう人は、本物じゃないような気がする。」
なるみ「難しい子やな。」
松尾翠「まだ、香さんは、一度も付き合っていないから。」
なるみ「条件がだんだんとな。」

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さんの妹さんの話・・・。

妹、「本当、うざいなと思ってしまう。ねちねちしてるし、話が進んでいない段階でも勝手に頭の中で色々話が進んで考えている。妄想っぽいとか。お母さんにはべたべたに甘やかされたんですけど、お父さんにはすごく厳しく、だから、年上の人に甘えたいのでは。出会い系は、出会いないんだから仕方ないかな。25年間彼氏がいないのは、心配ですね。みんなで家族会議開くくらい心配してるんですけど。」

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「なんでお母さん、この人と結婚したんだろうと思うところがあって、私の好きなお母さんの好きな人だから、悪くは言いたくないというところで黙っている。」
あびる優「そこまで。」
山本モナ「それがお父さんに甘えているのよ。だから、追いかける男性は年上、お父さんを追いかけている。」
なるみ「お父さん、お腹出てる?」
「出てない。」
久瑠あさ美「甘えられないときに甘えられなかったのかもしれないですね。」

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男性スタジオは・・・。Yes席2人。

Noの男性(1)、「恋愛経験不足は、自分とは合わない。」
Noの男性(2)、「恋愛経験不足のくせに理想が高い。」
Yesの男性(1)、「難しそうな気がするんですけど、自分は引っ張っていきたい。ちょっとまだ・・・。」

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山本モナ「発想の転換、今の考えを捨てるべき。」
あびる優「あえて年上にいかないで、同年代と恋愛を。」
三島ゆかり「年齢だけで、同年代は対象外はもったいない。」

「逆にどうしたら同年代の恋愛になれるのか。」
なるみ「女友達に紹介してもらう。」
「女の子に好かれないんですよ。」
久瑠あさ美「言葉がストレート過ぎちゃうのかな。純粋だし素直と思うんですよ。悪気はないが、KYにうつってしまう。」
「AKY(あえて空気を読まない)なんですよ。」
松尾翠「KYを演出していると言うことですか?」
「KYを直すつもりがない。」
関根麻里「ありのままの自分を受け止めて欲しい。」
「ありのままというか、私は私だから。」
なるみ「それはだめだわ。」
「自分がそこそこ輝いていれば、おのずと人は付いてくると思っている。」
あびる優「でも付いてきていないわけでしょ。」
三島ゆかり「男性も男性から好かれる人は魅力的だから、女性も同じ女友達に好かれる人のほうが魅力的だと思う。」
「女の敵は女じゃないですか。女友達として慕っていた人が、いろいろ相談してくるから、私も恋バナしていたら、私の好きな人の情報を盗んでアプローチをしていた。結局、女同士ってそんなもんじゃんと思った。なので、男の子とつるんでいたほうが楽。」
あびる優「それは、薄っぺらい友情だったんだと思う。」
「じゃあ、友情って何みたいな。表面上だけでつくろっていない女ってどのくらいいるんだろうって思うんですよ。」
スザンヌ「恋愛は、付き合いできて、別れました。それで終わり。でも、友達はそのまま付き合っていられるのだから、けんかしても仲直りしたりとかそういうところが女友達のいいところだなと思うから。」
なるみ「親友と言うか、何でも話せるという女友達はいる?」
「いないですね。女は危険だから特に話さない。」
関根麻里「普段、相談は?」
「男友達です。男目線の話を聞けたほうが。」
あびる優「女が嫌い。男が好きなんだよ。」
なるみ「男友達、何でも聞いてくれる?」
「聞いてくれる子を探しますね。この話はこの人、この話はこの人って。」
三島ゆかり「結局恋人までは踏み込めていない。」
「恋人にしたい人は、あまり話さない。そこまで自分を知ってしまうと、何かあったときに頼れる人がいなくなる。」
山本モナ「自分を知ってもらうのが恋愛だよ。」
あびる優「彼氏の前に女友達を作らないとだめだよ。」
「どうしたら女の子って仲良くなれるんですかね。」
山本モナ「職場でも気になった同僚の誕生日にメールをしてみるとかしてみる。」
スザンヌ「AKYと分かっていながらするんではなくて、ちょっと変えてみる。女友達と楽しい時間を過ごして、友達の友達で付き合う人というより好きな人を見つける。」
久瑠あさ美「選ぶことばかりでなく、自分が変わることを頑張ったほうがいい。相手を受け入れ、許せる自分になる。」
なるみ「ちょっとでもこのままではだめだと思っていたんでしょ。」
関根麻里「今日をきっかけに変わって見ようと。」
「はい。みんなに仲良くなれるような人になりたいです。」

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今回、残念ながら、付き合いたいと思う男性はいなかった。

長谷川豊「自分で引っ張って生きたいという男性が最後まで残っていたのですか、少し自分が強いと言うか、今回に対してはもう少し受身になって欲しかったと言う意見があった。ただ、2〜3人と交際すればよくなると思うという意見もあった。」

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※ 司会

女性スタジオ ... 松尾翠
男性スタジオ ... 長谷川豊

※ 恋愛後見人 ... 関根麻里
※ メンタルトレーナー ... 久瑠あさ美

※ 恋愛マスター

上段左から ... あびる優田野アサミ三島ゆかり
下段左から ... 山本モナスザンヌなるみ
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