捨てる恋あれば拾う恋あり 第8話
「絶対にナメられたくない女」
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今回の恋愛オンチちゃんは、姿はかわいいのに、とてつもなく男前。負けず嫌いで筋を重んじて、義理人情に厚い女性だった。

「男には絶対に負けねぇ。女はナメられたら終わりなんだよ。」

それは、たとえ、彼氏であっても、

彼氏、「紗耶加、好きだよ。紗耶加は、俺のこと好きじゃないの?」
紗耶加「は。何言っちゃってるの?」

ナメられるといけないので、返す言葉はこんな感じ。

デートの約束をした彼が、当日になってドタキャンしたときは、「は。遊ぶって言ってたじゃん。紗耶加、暇になるし、暇だから会うんじゃん。もういい、別れる。」

彼女は、常に彼氏より優位に立ってきた。

彼氏が浮気をしようものなら、

紗耶加「何してるの?」
彼氏、「違うんだよ。誤解、誤解。ちょっと、あっち行ってようか。」
紗耶加「待って。」

紗耶加は、持っていたバッグを彼の顔に向けて投げた。彼は、やり返そうと彼女にパンチをかまそうとするが、片手で止められてしまった。

紗耶加「何してるんだよ。女なめるんじゃねぇ。」

彼氏は、紗耶加のパンチを浴びて、ひれ伏した・・・。
紗耶加「男には絶対に負けねぇ。」

しかし、こんな性格が災いして、彼氏とは長続きしない。

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なるみ「よかった。VTRの女の子は、怖すぎただけだった。」
関根麻里「見た目はどうでしたか?」
恋愛マスター「女の子らしい格好で。いまどきのかんかん帽かぶって。」
関根麻里「VTR見ていかがでしたか?」
なるみ「腕っ節的にはどうなの?」
紗耶加「自信はあるんですけど、男の人の力には勝てないんですけど、向こうが軽く押したとしても、するによろっときてしまうんですよ。でみ、『まけねぇ。』と思って、立ち向かっていくみたいな。」

関根麻里「彼氏に甘えたり見たいな事は?」
紗耶加「出来ないです。」
なるみ「いちゃいちゃとかは?」
紗耶加「向こうからしてもらって、それに答えることは出来るんですけど、自分から『寂しい』とか、『会いたい』とかは言えなくて。」
岩佐真悠子「すごい、気持ちが分かる。私も10代のころは、男になめられたくないと思っていて、かわいいと言われたら、『かわいいんじゃねえんだよ。』とか。」
田野アサミ「すごい。」
なるみ「みんな『怖い。』とか言ってるのに、まゆちゃんだけ、『わかる。』。」
岩佐真悠子「今、隣に座りたい。」

関根麻里「ナメられたくないって言うのはあるんですか?」
岩佐真悠子「女の子は弱いものだからみたいな。」
紗耶加「本当、そうです。」
関根麻里「ほかに彼氏にされていやな事は?」
紗耶加「『オマエ』とか、『俺の女』とか言われるのがすごく嫌で、そう紹介を受けると、『オメエの女じゃねぇよ。』と言いたくなる。」
なるみ「スザンヌ、嬉しそう。」
スザンヌ「アタシ、嬉しいです。」
関根麻里「付き合っても、あまり長続きしないんじゃないですか?」
紗耶加「人によってなんですけど、亭主関白、オラオラしている人だと、バチバチになってしまう。」
相沢まき「告白はどっちからが多いんですか?」
紗耶加「断然、あっち(男性)からです。(自分から、)告白することも出来ない。『会いたい。』とかも言わないし、自分からも連絡してこないし、メールにもハート(絵文字)とか使わない。なので、可愛くない、『いままで、もっとみんな可愛かったよ。』見たいに言われて・・・。」
あびる優「比べられるのも嫌だし。」
紗耶加「『今まで。』と言われたのにカチンときたんですけど、『可愛くない。』と言われたのもショックで、『ごめん。』見たいな。」
なるみ「そのときは、素直に謝れたの? 彼氏に。」
紗耶加「自分の中では落ち込んじゃって、『ごめん。』とは言ったものの、『じゃあ、別れたほうがいいんじゃない?』って言ってしまった。」

ここで、以前書いたと言う、紗耶加、さんのメモを取り出す。

◎男に負けるな!!
◎手のひらでころがせろ!!
◎自分のけつは自分でふけ!!
◎男は追わせるもの!!
◎今年のもくひょう!!素直になること!!
◎売られたけんかは買え!!
◎後悔しないように生きろ!!
◎やりたいことをやれ!!


紗耶加「小さい頃から、親にそういう教えを受けてきた。」
田野アサミ「お母さんが?」
紗耶加「お母さんに、『男にナメられんな!!』。」
関根麻里「小さい頃言われたりしましたか?」
紗耶加「泣いていたりすると、厳しかったんで、家に入れてくれなくて、外で、『そんな弱い子に育てた覚えはない。』見たいに言われた。」
なるみ「お母さんに興味が出てきたね。お母さんがどんな生き様をしていたか。」
相沢まき「お母さんの事を尊敬しているみたいな。」
紗耶加「尊敬してますね。」

関根麻里「皆さん気になっている、お母さんなんですけど、お話を伺ってきたので・・・」

母の証言。母は、かつて80人の暴走族を束ねていた。

スタッフ「当時は、何て呼ばれていましたか?」
母親、「カミソリのユミです。」

カミソリのユミさんにスパルタ教育を受けてきた、紗耶加さん。今の彼女の状況を母親に話してみると・・・。

母親、「『最後まであきらめるな。』と言いたいです。出来るまでやるようにしつけましたから。そういう面が、変なところで恋愛に強く出ちゃっているのかな。間違った捕らえ方じゃないけど、男の負けるなって言うか、何でも最後まであきらめずにやって欲しいと言うのが本音です。」

お母さん自身の恋愛は?

母親、「私も『悪いところあったな。』と思うと、おべっか使って、ベタベタやっていたりしたので、変な話、濃厚なお付き合いをしていた。へんなところでベタベタではなくて、もっと肝心なところで素直になれればね、いい恋愛が出来るのではないかと思います。」

紗耶加「本音はそうだったんだって今知りました。」
なるみ「そこでお母さんがいろいろ考えて、濃厚なお付き合い。」
田野アサミ「紗耶加さんが尊敬している、カミソリのユミさん。お父さんにおべっか使ってベタベタしているって言っていたから、おべっかだと思って甘えてみれば、やりやすくなるかも知れませんよね。」
なるみ「男の子も、好きって言って欲しいもんね。練習してみる? 俺のこと好き?」
紗耶加「大好き。」
岩佐真悠子「出来た。」

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別室の男性は?
Yes席13人、No席7人。

Noの男性、「自分に優しい。でも、さっきの『大好き』は、心を迷わせる。」
Yesの男性、「強い一面もあれば、かわいらしい一面もあったので、いいと思います。」

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紗耶加さんをよく知る女友達には、違った一面を見せていた。

友達、「(彼氏と)けんかをして、『こんなことあった。』と言ってきて、次の日になると、『言い過ぎちゃったかな。でも、どうすることもできないし、どうしよう・・・。』とかそういうことは言っています。本当は素直でいい子なんですけど、そういうところで変に強がってしまう。人にあまり涙を見せませんし、(女友達の前でだけ、)泣いたりとかそういう感じ。」

岩佐真悠子「すごい、人間らしくて可愛いですよね。」
なるみ「男っぽくするのも、半分演じているんでしょ。演じれるってことだから、逆に(女っぽく、)演じてみる。」
岩佐真悠子「わたし、それで改善しました。キャラを割りきる。」
スザンヌ「恋愛マニュアル本読むのが好きで、男の人に、『好き?』って聞かれるときに、『大嫌い。』と言いながら、抱きつくとか、愛情表現がしたいのに出せないと演じるのもいい。」

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思い出の品は?

紗耶加「元彼にもらった、ぬいぐるみ。ひきずっているわけではないんですけど、ずっと取ってあったんで。もし、見つかったら、全部処分してもらおうと思って。」
岩佐真悠子「全部が前向きだから、聞いていて気持ちがいい。」
久瑠あさ美「今、すごく大人になる段階で、自分と言うのが出てきて、先ほどの日記のところでも、真ん中のところだけ、『素直になること!!』というのがすごく気になったんですね。それが本当の自分だと思うんですよ。なので、もっと自分を甘やかしてもいい。素直になって、自分も許していけるようにしていったらいいのではないかと感じました。」

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付き合いたいと思う男性は? 全部で4人。

山下廉さん(20歳・大学生・彼女歴6人)、「なにも悪いところがないと思います。」
今泉良太さん(19歳・大学生・彼女歴0人)、「気が強いところに魅力を感じて引っ張ってもらいたいなと思いました。」
加藤兼敏さん(22歳・大学生・彼女歴3人)、「別に悪いところがないんで。」
青池広太さん(21歳・アルバイト・彼女歴25人)、「自分もタイプなので。」

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デート当日、「八景島シーパラダイス」

紗耶加「強気にいっつも演じているから、逆に可愛い女の子を演じればいいじゃんってアドバイスをもらったんで。」

男性陣の前で、かわいい女の子になれるのか?
紗耶加さんは、先頭へ。すると、加藤さんも先頭へ。やはり、姉御肌になってしまう。男性陣を引っ張っていくのは、彼女。

紗耶加さんの「ソフトクリーム食べたい。」の一言で、ソフトクリーム屋へ。代金は、加藤さんが出した。

今まで、男性に強がっていた、紗耶加さん、今回は、素直にならないと・・・。

数時間後、紗耶加「1人ちょっといいかなと思う人がいた。(山下)廉くん。」

山下「じゃあ、2人でどこかいこうか? 俺、行きます。最初に。」

意中の、山下さんからさそわれた。

紗耶加「ずばり、当たるって。」
山下「これ、やるしかないな。」

2人は、占い屋さんへ。

占い師、「9月生まれの2人と言うことで、似てますよね。お話を2人ですると、『え、そうなの。私もそんな感じ。』って言うところが必ずある。」

その後、他の男性とも2ショットデートを行った。

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告白のとき。2人の男性が来た。
こなかった男性は・・・。

山下「今日は、すごく楽しかったんですけど、本性が出ちゃったら怖いなと思いました。」
今泉「自分が表現できなかったんで、辞退しようと思いました。」

そして、告白・・・。

加藤「今日はデートをして、結構語れて、楽しかったのでよろしくお願いします。」
青池「今度は、こういう場所を手をつないで歩きたいと思います。」

彼女の決断は?

紗耶加「ごめんなさい。もって帰ります。」

彼女は、思い出を持ち帰った。

紗耶加「楽しかったんですけど、恋愛となると、また、ちょっと違うかなと言うのがあって・・・。」

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※ 司会

女性スタジオ ... 松尾翠
男性スタジオ ... 長谷川豊

※ 恋愛後見人 ... 関根麻里
※ メンタルトレーナー ... 久瑠あさ美

※ 恋愛マスター

上段左から ... あびる優田野アサミ相沢まき
下段左から ... 岩佐真悠子スザンヌなるみ
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