捨てる恋あれば拾う恋あり 第6話(その2)
「束縛することでしか愛を感じられない女」(その1)
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今回の恋愛オンチちゃんは、美咲(みさき)さん(18歳・読者モデル・キャバクラ嬢)。交際歴10人くらい、彼氏いない歴不明。
美咲さんは、一旦恋に落ちると、相手にのめり込み、彼氏が生活の中心になってしまう。仕事より友達より、彼氏が一番。読者モデルをしてるので、雑誌の撮影をする日もある。しかし、彼と急に会えることになれば、雑誌の撮影はドタキャンする。さらに、離れているときは、携帯で彼につながっていないと不安で、彼に自分の行動をすべて報告、写メを5分間隔で送信する。「だって、彼のことしか考えられないんだもん。」
そして、当然、彼氏にも同じようにしてもらいたい。それ以上にはまり込んで欲しい。なので、彼を徹底的に縛りつける。彼氏が仕事中だと分かっていても、彼氏への5分間隔のメールは欠かさない。そして、彼氏のケータイに、「全然、返信ないじゃん。休み時間に必ずメールしてよ。」。
それでも返事がないときは、「ねぇ。浮気してたでしょ。絶対そうに決まってる。」。
そんな美咲さんは、彼氏が男友達と遊びに行くことさえ、禁止していた。
彼氏、「今日、健太と遊びに言ってくるね。」
美咲、「だめ、家にいて。どうせキャバクラ行くんでしょ。いや、ナンパするに決まってる。」
彼氏、「そんなことないって。」
彼女は、とにかく、束縛しないと安心できなかった・・・。
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美咲、「浮気をしてるんじゃないかって、常に考えちゃって。ちょっと連絡が取れないと、『何、女と遊んでるの。』って思ってしまう。」
なるみ、「『遊んでいるのかな?』が、『遊んでいるに違いない。』になっちゃうんだ。」
田野アサミ、「男性と男性が遊ぶ事されダメと言うのは、男性との交友も狭めていってしまうから。」
美咲、「男友達と、遊んだ後って、キャバクラに行っちゃうんじゃないかって思ってしまう。自分が働いているから・・・。お客さんを見ていると、何か信じられなくなるって言うか・・・。」
なるみ、「彼氏もそうじゃないかっていう。」
関根、「男同士だと悪さをすると思って、彼氏にテレビ番組を送ってもらうんですか?」
美咲、「その日、その時間に、家にいると言ったら、『(テレビ番組を)写メ撮って。』と言えば、(本当にいるか)確かめられる。」
もしも、彼氏が違う人の家にいた場合は、別日に、改めて写メを撮らせて送らせる。周りの風景がちがかったら、以前の写メは、別に部屋で撮られたと言う証拠になる。
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美咲さんにとって、どこからが浮気?
なるみ、「どういうきっかけで彼は浮気がばれているの?」
美咲、「『メール見せて?』って言うじゃないですか?すると、『えっ?』ってなるじゃないですか? そこで浮気確定。」
なるみ、「ケータイ見せなかったら浮気?」
美咲、「ケータイ見せなかったらおかしくないとなるんです。」
なるみ、「ケータイロックとかは?」
美咲、「ありえない。何で隠してるのってなりません?」
あびる優、「『彼にケータイ見せて?』って言われたら見せられます?」
美咲、「見せられます。好きになりすぎると、自分からアドレス帳にある男性の名前をすべて消してしまう。相手にも同じことを求めてしまう。」
あびる優、「何か、10代の恋愛を思い出した。」岩佐真悠子、「思い出せないんだけど、わたし。」
あびる優、「真悠子も人のこと言えないでしょ。半年以上とか付き合ったことある?」
岩佐真悠子、「あるある。最高7ヶ月。」
あびる優、「ちょっと伸びたね。」
関根、「岩佐さんは、束縛されたりとかありますか?」
岩佐真悠子、「無理です。されるのも、『あたしのやることに口出すな。』と思うし、他人同士のお付き合いだから、自分の思い通りにならないのが当たり前で、それがあることが楽しいから、それを向こうのルールに則ってやるんだったら誰と付き合ってもいいんじゃないのってなっちゃうので、束縛するのもされるのも大嫌いです。」
なるみ、「聞いてどう思う?」
美咲、「(束縛)されないのは、興味ないと思ってしまうんですよ。寂しいと感じてしまう。」
なるみ、「(彼氏の)ケータイ見る人?」
あびる優、「アタシ、見ない。最近何もないから。20歳を超えてから見なくなった。」
あびる優、「アタシ、見ちゃう。なぜならそこに、ケータイがあるから。だから、(見られたくなかったら、)アタシの前に置かないでと言っておく。」
話題は、ケータイのことに・・・。
関根、「常にすっとケータイいじっている感じですか?」
美咲、「そうですね。ずっと持っている。」
なるみ、「今もないと不安?」
美咲、「不安ですね。」
なるみ、「今もケータイ持って出てきたいくらい。」
美咲、「そうですね。常にここにおいておきたい。」
久瑠あさ美、「ケータイ見たいときは、別れたいときだと思ったほうがいい。」
美咲、「そうなんですか。」
あびる優、「絶対にいいことないからね。」
久瑠あさ美、「自分の知らない世界を持っていて、当然の話なんですよね。そこを自分の世界と一緒にしすぎちゃっているところが問題かなと思うんですけど。」
美咲さんにとって恋愛とは?
岩佐真悠子、「お付き合いをするとなるときは、会ってすぐつきあってしまう?」
美咲、「4日くらいメールして、1週間くらいには付き合ってしまう。」
なるみ、「これ付き合ってるのかな?」
岩佐真悠子、「そもそも信頼関係が出来ていないから、」
スザンヌ、「彼の家に行ったことがある人って何人くらいいますか?」
美咲、「3,4人。」
なるみ、「何人付き合って?」
美咲、「10人くらいですかね。」
なるみ、「どうなったら付き合っている?」
美咲、「チューしたら。」
田野アサミ、「違う、違う。」
岩佐真悠子、「チューは好きじゃなくても出来るよ。」
関根、「長続きするんですか>?」
美咲、「続いたことないです。」
なるみ、「最高で。」
美咲、「3ヶ月です。」
関根、「どっちから終わっちゃうんですか?」
美咲、「うちからですね。」
岩佐真悠子、「そんなに束縛しておいて?」
美咲、「だけど、。」
なるみ、「うれしいことしてくれたりとか、素直に喜ぶタイプ?」
美咲、「あまのじゃくです。」
なるみ、「素直に喜べない。いらないからと言っちゃうし。うれしいのに、『ありがとう。』じゃなくて。」
岩佐真悠子、「可愛くない。」
松尾、「美咲さんを男性陣は、どう見ているのでしょうか?」
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長谷川豊、「現在14人の方がNoに移動しています。ただ、VTRをみてから動きはないです。」
まず、Yesのかたから。
Yesの男性(1)、「昔も自分はケータイを見たりしていました。」
なるみ、「彼女のメールを見たじゃないですか。どんなやり取りがあったんですか?」
Yesの男性(1)、「自分の元カノもキャバをやっていて、お客さんとのやり取りとか、」
なるみ、「どんなことを書いていた?」
Yesの男性(1)、「いつ会える。みたいな。」
Yesの男性(2)、「過去に経験があるんで。ものをあげて『いらない。』と言われたら(Noに)動こうと思ったんですけど・・・。素直に喜んでくれない子はむかつくなと思って・・・」
続いて、Noのかた。
Noの男性(1)、「自分のやりたいこととか、付き合いを束縛でつぶされたら、友達も大事なんで。」
あびる優、「今までで交際していた女性の携帯電話を見たことある人?、」
男性20人中、7人挙手。
こっそり見た男性、「あまりよくなかったですね。自分自身が信じられないから、相手のことも信じられないと思う。」
関根、「今後、どうすればいいと思いますか?」
あびる優、「一度、同棲してみる。」
田野アサミ、「住んだらもっと束縛が・・・。家から出ちゃだめってなる。」
美咲、「なりますね。」
なるみ、「風呂やトイレのときの一緒にいなきゃイヤだってなる。」
美咲、「既になっている。お風呂も一緒、トイレも一緒。離れたくない。すっと一緒にいたい。」
束縛でしか愛を感じられない、美咲さんには、秘められた過去があった。それは、思い出の品にあった・・・。
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