捨てる恋あれば拾う恋あり 第4話
「運命に翻弄される女」
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今回の恋愛オンチちゃんは、(ゆう)さん(27歳・アルバイト)。交際歴8人、彼氏いない歴2年。運命に翻弄され、恋愛するたびに不幸になる。

不幸は、高校卒業後に仙台で出会った男性から始まった。アルバイト先のバーで知り合い、一目ぼれ。

「運命だわ。」

そして、すぐに告白。2人は、交際することになった。
その後、彼と住める広い部屋を借りるため、消費者金融から50万円を借りた。幸せな同棲生活が始まった。

ところが、借金返済のために働き過ぎて、自身は、過労で入院。退院して、彼を驚かそうと、連絡せずに彼のもとに帰ると、友人に彼を寝取られていた。自身には、借金だけが残った・・・。

その後も、運命は絶対にあると信じて、大阪に行った。そこで、偶然にも出会ったのが、仙台にいたときの知り合いだった。彼女は、再び運命を感じて付き合い始めた。

だが、間もなく、彼は、「会社作りたいんだけどさ・・・。」と言って、借金を申し込んだ。借金中の彼女に貸すお金はないのだが、再び借金をして、彼に20万円を渡してしまった。そのまま、彼との関係は終了した。それでも、彼女は、運命を信じた。

今度は、東京にやってきた。六本木でしつこいスカウトに付け回されているときに、一人の男性が・・・。「やめなよ。いやだって言ってるじゃん。」
しつこいスカウトから助けてくれた男性に、今度は運命を感じた。すぐに彼の後を追って、転がり込むように彼と同棲生活を始めた。しかし、彼女にとっての運命は、やはり、不幸が訪れた。その彼とは、デート代はすべて自身が支払った。あげくの果てには、「引っ越したいんだよね。」そう言って、お金を要求。50万円を渡してしまった。そのまま、男は失踪した。

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関根「運命が似合う感じですね。VTRを見てどうですか?」
なるみ「韓国ドラマより展開が速くてびっくりした。」
「だから、運命なんですよ。ありえないことが現実にあるから、運命なんです。」
なるみ「そう思ってしまうのか・・・。」
「本能のままに。」
なるみ「仙台(の彼)は、運命的には・・・」
「本当に普通の恋愛をしようと思ってたんですけど、『この人と結婚するのかな?』と思って、一緒に部屋を借りた。相手が年下だったので、名義は彼のほうにして、その代わり、私が年上だから、消費者金融にお金を借りれるんで、3件くらいはしごして・・・。」
あびる優「分けて借りようとは思わない?」
「高校卒業したばかりの人だったので、そこはちょっと・・・。」
なるみ「貯金とかじゃないやんか? お金がたまってから一緒に住もうとかじゃなくて。高校卒業後の年下と『する』ということになると、にやけるけど・・・。すぐ、住みたいの?」
「そうですね。同棲とか半同棲したほうが、相手の女性関係とか、浮気とかそういうのを見てみたい。彼のプライベートな時間を・・・。」
なるみ「のちのち、このお金を借りていることは、冷静に行けば・・・。」
「冷静には、ならないです。」
あびる優「トータルでおいくらくらい?」
「300万円くらい。」
星野加奈「返済は終わってる?」
「昨年の秋ぐらいにやっと終わって・・・。」

関根「他にも運命を感じた人がいるんですよね。」

「寝取られ運命」(仙台)、「復縁運命」「再会運命」(大阪)、「すれちがい運命」「助けられ運命」(六本木)

なるみ「演歌のタイトルみたいやね。」
関根「すれちがい運命ってなんですか?」
「大阪で歩いていたら、午前中に見た男の人がいたんですよ。『ああ、いいな。』と思って。普通ならそれで終わりますよね。でも、買い物が終わって帰ろうかって時に、信号待ちをしていたんですよ。すると、その人が奥のほうで立っていた。そこで、『オーラが違う。運命だ。』と感じた。すれちがうときに、『あのすいません。』と言って・・・(付き合い始めた。)。」
恋愛マスター「積極的っ!」
松尾「何と言って話しかけたんですか?」
「どこかで会いませんでした?」
星野加奈「完全な逆ナンやん。」
「すごくないですか?」
岩佐真悠子「全然すごくない。」

関根「復縁運命ってなんですか?」
「前に付き合っていた人から電話がかかってきて、『最近何やってるの? 声、元気ないじゃん。話、聞くから外で会わない?』とか言われて・・・。その時、喫茶店で会って、『毛皮売ってるんだよね。』と言われて・・・、」

思い出の品は、その時の彼の展示会で130万円で購入した、「毛皮のコート」

しかし、あやしい・・・。本当に130万円なのか・・・。毛皮販売のプロに鑑定を依頼した。
鑑定人は、「石井毛皮加工」石井さん。35年のキャリアを持つ。

石井さん、「本物です。」
スタッフ「でも、100万円以上で買ったと言っているんですけど・・・。」
石井さん、「あははは、それはないです。これは、100万円以上の値が付きません。騙されたというのが妥当だと思います(笑)。うちのお店でおくとすれば、(新品でも)5万円ですね。それでそこからお値引き。人生勉強100万円は安いか・・・。」

「どうしよう・・・。」
関根「『買い取ることは出来ますか?』と聞いたら、『買い取れない。』と(速攻で)言われた。」
田野アサミさん、「毛皮販売の人とは?」
「それっきり連絡付かない・・・。」
スザンヌさん、「最悪。」
岩佐真悠子「そういう(毛皮詐欺)見たことある。」
三島ゆかり「その前の彼氏の借金ってまだ残っていたんですか?」
「ありました。もちろん。」
三島ゆかり「プラス、これのローンで・・・。」
「そうです。」
岩佐真悠子「普通は借金あるし、高い買い物は出来ないと考えるのが常識。」
「もちろん、それで行くんですけど。う〜ん。」
岩佐真悠子「運命感じるのも一目ぼれもそれはいいと思うんだけど、すぐに付き合うのではなく、デートを重ねて、相手のことをよく知ること。」
「相手のことをよく知るために、どうすればいいんですか?」
あびる優「相手を知ってから、いいかなと思う所まで来て、友だちにも相手を見てもらう。」
なるみ「お金を借りてまでは・・・。」
スザンヌ「自分ひとりでも趣味を持ったりとか。彼と離れているときは、自分の仕事や友人。趣味を大切にする。」

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今回、告白希望の男性は、4人。

1人目、大森悠太郎さん(19歳)、「悪いところもすべて一緒に直していけたらと思いました。」
2人目、竹森裕樹さん(21歳)、「一目ぼれです。」
3人目、内山徳人さん(19歳)、「内山です。」
4人目、金子諄哉さん(19歳)、「あんまし女の人に尽くしてもらったことがないので尽くしてもらいたいです。」

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デート当日、場所は、「よみうりランド」

「運命よりも、だんだんと・・・。友だちからでもいいから好きになって、愛を大きくしていく。」

最初は、男性4人対女性1人でデート。過去の恋愛でお金に失敗しているので、今回、お金は、男性に出してもらった。

「今から、個別に入る?」
本人の希望で、以後は、1対1のデートとなった。

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告白のとき、男性は4人ともに残っていた。

大森さん、「優ちゃんと一日デートできて、超楽しかったし、よろしくお願いします。」
竹森さん、「スタジオにいたときと気持ちは変わりません。」
内山さん、「年なんか好きな気持ちに関係ありません。幸せにする自信があります。」
金子さん、「長い目で見て、いい付き合いが出来たらと思います。」

さんの決断は?

竹森さん、「ありがとうございます。」
「年が近かったとかそういうのは関係なく、精神年齢がしっかりしてて上だったんで、甘えていいんだなと思いました。」

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※ 司会

女性スタジオ ... 松尾翠
男性スタジオ ... 渡辺和洋

※ 恋愛後見人 ... 関根麻里


※ 恋愛マスター

上段左から ... あびる優田野アサミ三島ゆかり星野加奈
下段左から ... なるみ岩佐真悠子スザンヌ
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