捨てる恋あれば拾う恋あり 第3話
「別れた元彼が忘れられない女」
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今回の恋愛オンチちゃんは、倫子(ともこ)さん(32歳)。交際歴4人、彼氏いない歴約1年。彼女は、別れた元彼のことが忘れられなかった。

彼と知り合ったのは、22歳のとき、惹かれ合った2人は、間もなく恋に落ちた。2人はいつも一緒だった。彼は、食事中でも何でも、思い立ったらすぐに多少強引でも行動に移す人だった。でも、自分を引っ張って行ってくれた。そんな所が好きだった。

あるときは、こんなことも。
友だちが交通事故にあってしまったときは、デートをすっぽかしてでも友だちのもとに駆け寄った。でも、そんな友だち思いなところも好きだった。

時にはけんかもし、ずっとありのままで付き合ってきた。

しかし、転機が訪れる。4年半後、彼は、プロポーズをした。彼女は、了承し、婚約が成立した。ところが、彼は、韓国人。彼側の両親の猛反対により、婚約は破棄された・・・。

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なるみ「実話じゃなくて、ドラマであってほしかったよね。」
岩佐真悠子「でも、彼もいけない気がする。ちゃんと終わりを終わりにしない感じの期待を持たせるような別れ方・・・。」
なるみ「お別れした時から連絡は取れてないの?」
倫子「取れてないです。」
なるみ「お別れした時で最後。」
倫子「それから何度か連絡したんですけど、電話番号を変えられていた。」
関根「今、その彼がどうしているかは知っているんですか?」
倫子「友だち伝いで、『結婚してる。』とうわさを聞きました。」
恋愛マスター「え〜!!」
あびる優「子供はいますか?」
倫子「そこまでは分からない。」
あびる優「え〜。ショック。」

彼女は、彼と別れてから、ある行動を起こしていた。

彼氏「いつかまたきっと逢えるから。」

突然過ぎる、悲しい別れ・・・。
深い悲しみから立ち直れずにいた彼女だったが、ある一つの想いが芽生えた。
彼は、よく、デートをするときに、携帯サイトの天気予報を見ていた。

倫子「これに出たら、彼がきっと気づくはず・・・。」

彼女は、天気予報のキャスターに応募した。結果は、採用。
携帯専用のお天気番組、「おは天」に出演した。

彼は、きっと見てくれているに違いない。そう思いながら、お天気キャスターを続けた・・・。

関根「キャスターになるために、東京に出てくるわけですよね。」
田野アサミ「彼と連絡が取れなくなっちゃって、がんばってお天気キャスターになって、見てもらおうという気持ちがすごいなと思うけど、実際、出演してみて、『彼が見たっぽい。』とかそういうのは聞かれる?」
倫子「ありましたけど、『仕事に生きるよりも、幸せになってもらいたい。』と言っていたのを聞いた。」
相沢まき「彼のためにキャスターになったというのは分かってるの?」
倫子「分かってないと思う。」
田野アサミ「絶対に分かってる。」

あびる優「彼がチェックしていたサイトのところに応募したんですよね。」
倫子「はい。」
あびる優「そんな偶然ないですよ。それこそ・・・。」
関根「皆さんも、そういう元彼いますか?」
岩佐真悠子「わたしは、すごく切り替えが早いので・・・。」
あびる優「まゆこは早い。」
岩佐真悠子「変なこと暴露しそうで怖い。」

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倫子さんの思い出の品は、初めて誕生日プレゼントにもらった、「冬のソナタ」に登場した、ポラリスのネックレス。

新しい恋を始める場合は、訣別していただく。

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なるみ「別れた後も、(他の男性から、)付き合ってくださいとか、お食事に行きませんか? とか、そういうお誘いは?」
倫子「次付き合った人と、(元彼を)比較してしまうんですよ。喧嘩しても好きだったし、前向きなことを言ってくれる人だったんですよ。でも、その後付き合った彼は、『喧嘩したら別れよう。』と、後ろ向きだった。」
あびる優「比べてしまう時期がずっとあるってことですか?」
倫子「そうですね。」

そのころ、男性スタジオでは、
「過去を美化しすぎ。」
「自分には、ハードルが高すぎる。」
といった声が聞かれた・

相沢まき「彼は、結局、結婚して、子供産んで、自分だけ時間が止まっているというのが・・・。」
なるみ「妻の立場から行くと、そんなに彼のことを思っている女の子がいるとなると、家では『ちょっと待てよ。』となっているかもしれない。」
松尾「旦那さんにそういう女性がいたらと思うと、」
岩佐真悠子「あたしだったら、そのサイト見させないようにしちゃうかもしれない。」

倫子さんへのメッセージを頂いていた。
まずは、倫子さんと元彼が一緒に働いていた飲食店のマスターから。

マスター「だいぶ、落ち込んでいましたよ。うちの母親とも仲がいいんです。うち来ては落ち込んでご飯食べて、母親の所に行っては落ち込んでご飯食べて。気丈な所があるのでしばらくしたら、立ち直ると言っていましたけど・・・。早い所、彼氏、作ってほしいですね。」

つづいては、倫子さんの母親

母親「2人が決めたことだから、親としては何も言えない。見守る程度しかできない。それからちょっとして、『東京行く。』と言ったから、その時も心配だったけど、自分で決めたことだから。」

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倫子「そこまで思っていてくれたなんて。」
三島ゆかり「あたしなんか、6年間くらい付き合っていた彼氏がいて、その人と別れたときに、自分の心にでっかい穴が開いた気分だった。すごい自分とかぶっちゃって・・・。」
なるみ「きっとお母さんって、分かっていたけれど、分かれへんふりして、東京に送り出すの。気づいてないふりをして・・・。」
田野アサミ「ここまで、涙をこらえられるのが・・・。」
岩佐真悠子「自分の内に入っちゃってる感じが、悲劇のヒロインと言うか、もやっとしたままになっている。」
関根「別れた後、全部出しちゃえ〜!!というのは?」
倫子「分かれてすぐ、1週間くらいは、ずっと泣いていました。」

スザンヌ「たくさんの夢とか、新しいものにチャレンジしたいとかそういうものを、常に持って、いろんなものを経験して、出会いとか、好きな人とか・・・。」
なるみ「たまにはゆっくり休もうよ。」

彼女への恋愛アドバイスは、
「元彼のことはきっぱり忘れること!!」

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今回、告白希望の男性は、3人。

1人目、西廣健太さん(24歳・アルバイト)、「クールに見えるんですけど、厚いハートで。年は離れてますけど。」
2人目、中川剛さん(38歳・美容外科医)、「ここにいらっしゃっているってだけで、マイナス思考から抜け出す一歩は出来ていると思いますので。あとのお手伝いをさせていただきます。」
3人目、上野剛夫さん(38歳・イベント会社経営)、「実は、私も何年か前に、結婚直前にダメになったことがありますから、同じ境遇の持ち主として、彼女の心のケアをしつつ、元彼のことを忘れさせてあげたいと思いました。」

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デート当日、場所は、「東武動物公園」

倫子さんは、前を向いて歩み寄ることが出来るのか? 今までは、付き合っても、別の「元彼」と比べてしまっていた。それでは、恋愛オンチからは抜け出せない。彼らときちんと向き合い、元彼と比べることなく、最初の一歩を踏み出せるのか?

これこそ、倫子さんがしなければならない事。
しかし、倫子さんの表情は、固い。

倫子「3人一緒だと会話が弾まないので、みんなと話すのは難しい。」

その後、男性1人ずつと時間を決めて行動した。
そして、デート終了。倫子さんの感想は、「まだ、ちょっと迷っている所です。」

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告白のとき、男性は3人ともに残っていた。

西廣健太さん、「胸がギュッとなりました。」
中川剛さん、「まずは友だちから。お願いします。」
上野剛夫さん、「またデートしてください。今度美味しいものでも食べに行きましょう。」

倫子さんの答えは?
中川剛さんに決めた。

倫子「まずは、友だちからなってもらって、何か少しでも変えたいなあと思いました。」

倫子さんは、思い出の品と引き換えに、新たな恋へと動き出した。

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※ 司会

女性スタジオ ... 松尾翠
男性スタジオ ... 渡辺和洋

※ 恋愛後見人 ... 関根麻里


※ 恋愛マスター

上段左から ... あびる優田野アサミ三島ゆかり相沢まき
下段左から ... なるみ岩佐真悠子スザンヌ
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