捨てる恋あれば拾う恋あり 第13話
「特別編 : あなたの○○オンチを克服」(超野菜嫌い編)
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今回のオンチさん、田中なおみさん(22歳)。
今回の困ってるさん、戸田晋介さん(21歳)、オンチさんとの関係は、恋愛関係。

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ナスは、紫が気持ち悪い・・・。
アスパラは、木の枝見たい・・・。
キャベツとかレタスは、野菜エキスが嫌い・・・。
ブロッコリーも気持ち悪い・・・。

今回のオンチは、「超野菜嫌い」

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後藤輝基「好き嫌いに統一がとれていない人がいる。トマトが大っきらい、チーズが大っきらい、でも、ピザは大好き。嫌いなもの食べてるやん。」
石本沙織「食べられるものもあるんですよね。」
田中なおみ「トマトと芋は食べれます。」
後藤輝基「岩尾と一緒やん。」
田中なおみ「トマトは、デザートだと思っていて、」
後藤輝基「(野菜を指さして、)これ全部フルーツだと思えばいいやんけ。フルーツだったら何でも食べれるの?」
田中なおみ「そんなことないです。」
石本沙織「皆さんだって、人間ですから、好きなものと嫌いなものあるんじゃないの?」
なるみ「ひじきの食感。バラバラしてるやろ。あいつたち。」
石本沙織「それがたまたま、野菜だった。」

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実は、彼女の主食は、ラムネだった。1日1袋は食べる。常に携帯し、無くなれば、すぐにお店に行って買ってくる。ラムネを取り上げると不機嫌になり、話もしてくれなくなってしまう。

田中なおみ「ラムネ、すぐ食べたくなってしまう。」
綾部祐二「飴とか、ガムとかは?」
田中なおみ「ダメです。ラムネが食べたいんです。」
なるみ「何で、そんなに食べたくなるんですか?」
田中なおみ「味とか、食感とかが、とにかく好きで、ずっと口に入れておきたくなる。」
後藤輝基「他のご飯は食べなくていい。」
田中なおみ「はい。」
綾部祐二「どんぶりにラムネが盛ってあったら・・・」
田中なおみ「超、食べたいです。」
田野アサミ「えっ?!」
綾部祐二「冗談のつもりで言ったのに・・・。」

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母親の証言。

スタッフ、「なおみさんの野菜嫌いについてどう思いますか?」
母親、「嫌いなものを無理にというのは、かわいそうに思えたので、嫌いなものを無理に食べても、栄養を吸収しないのではないかと思った。」
スタッフ、「お母さんは、野菜は好きですか?」
母親、「どちらかといえば、好きじゃないほうですね。」

田中大貴「そんなお母さんに、彼氏である、戸田さんも怒られたことがある。」
戸田晋介「彼女が入院しているときに、お見舞いに行った。夜、病院の食事が出たときに、野菜だけ残しているんで、『野菜を食べたほうがいいよ。』と言ったら、お母さんが来て、『嫌いなものを無理やり食べさせちゃだめ。』と言われた。」

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さらに、彼女は、小学生でも知っているような英語を書くことが出来ない。なので、試しに、彼女にいくつか英語を書かせてみた。

[問題1] 「11」を英語で言ってください。
[正解1] 「eleven」

田中なおみ「ワンテン」

[問題2] 「8」を英語で書いてください。
[正解2] 「eight」

田中なおみ「eigt」

[問題3] 「私は、野菜は好きではありません。」を英語で書いてください。
[正解3] 「I don't like vegetables.」

田中なおみ「I not Yasai.」

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戸田晋介「最後にせめて、普段出てくる、キャベツやニンジン、玉ねぎ、ピーマンくらいは食べれるようになって、ラムネは、1週間に1袋にしてください。」
田中なおみ「ラムネがなかったら、食べれるものが減っちゃうじゃん。」
戸田晋介「他に、何かを作ればいいじゃん。」
田中なおみ「野菜食べたら、気持ち悪くなる。」
戸田晋介「じゃあ、他のもの食べたら、ラムネ食べない?」
田中なおみ「肉をいっぱい食べればいいということ?」
戸田晋介「プラス野菜・・・。」

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オンチアドバイス。

野菜とラムネの交換制度を導入。
お母さんにも野菜嫌いを直す努力をしてもらう。

彼女は、大切な品、「彼氏にもらったペアリング」をあづけて、更生プログラムに参加することになった。

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更生の舞台は、お寺、「真言宗白杵山天光寺」
ここでまず、食べ物のありがたみを感じてもらうため、2日間の断食修行を行ってもらう。断食後、最初に食べるのは、野菜料理。修行中のラムネは禁止。

1日目、

住職、「野菜を食べようと努力した?」
田中なおみ「あんまりしたことない。」
住職、「人間は、何事においても、積極的に生きるか、消極的に生きるか、それにより、運も人生も変わる。これからやる修行で自分を変える。」

断食修行中といえども、掃除や写経などの寺の生活も同時に行う。ただ、食事を抜くことだけが修行ではない。
食事の時間は、他の修行僧が食事をする中、彼女は、お茶のみで過ごさなければならない。

3日目、断食修行が終了し、最初の食事、用意されたのは、「キャベツと人参のお新香」「大根とにんじんの煮物」「きゅうりの漬物」「ゼンマイの佃煮」の4点。

田中なおみ「おいしいです。生まれて初めて、キャベツを噛んで食べました。」

続いて、人参や大根も。

田中なおみ「何か、これおいしい。めっちゃ、おなかすいてるから。」
戸田晋介「初めて、こんな野菜食べているの見た。」

そして、完食。

更生プログラム終了。大切な品をお返しした。

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※ 司会 ... 田中大貴

※ オンチ後見人 ... 石本沙織

※ 捨恋マスター

左から ... 後藤輝基なるみスザンヌ綾部祐二田野アサミ
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