捨てる恋あれば拾う恋あり 第12話
「特別編 : あなたの○○オンチを克服」(キレイ好き編)(その2)
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今回のオンチさん、面高大五郎さん(23歳)。
今回の困ってるさん、奥村健彦さん(24歳)、オンチさんとの関係は、会社(清掃業)の先輩・後輩、困ってるさんのほうが先輩である。

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彼のキレイ好き度を検証するため、架空の打ち合わせを設定した。

初めての部屋に落ち着かない、大五郎さん。かばんから、除菌ティッシュを取りだした。それで、テーブルを拭き始めた。その時、女性が「両手がふさがってしまって。」と扉の向こうで立ち往生していた。大五郎さんは、立ち上がり、ドアの前へ。除菌ティッシュでドアノブを覆ってドアを開けた。素手でドアノブは決して触らない。

大五郎さんに、お茶とロールケーキが出された。しばらく、ロールケーキを眺めていた。しばらくして、スタッフが入室してきた。スタッフは、お茶菓子を勧めた。すると、大五郎さんは、「駅で食べてきたばっかりで・・・。」と言って、やんわりと断った。

ここで、アンケート記入のために、紙とペンが渡された。隠していた除菌ディッシュで、ペンをこっそり除菌した。

打ち合わせが終了し、大五郎さんは、スタッフから握手を求められた。しかし、大五郎さんは、「すみません。」とあっさり拒否した。

大五郎「早く出たかった。地獄だった。」
奥村健彦「そんな汚い方、いないですよ。」
大五郎「ボールペンとか、べたべた触られてから渡されたんですよ。。」
綾部祐二「渡していた人は汚いわけじゃないでしょ。ましては、あたまに、ウ○コを乗っけているわけでもないし。普通の状態で渡しているんだから汚いわけないでしょ。」
大五郎「いや、結構気を遣うっていうか、ばれないようにとか・・・。」
スザンヌ「分からせないようにしてくれているのは嬉しいんだけど、(隠れて除菌している所を)見られたときのショックが大きい。」
田野アサミ「本当にいつもこうなんですか?」
奥村健彦「全くこの通り、むしろもっとひどい。」
あびる優「何で、2年前から突然なんだろうね。」

田野アサミ「咳をしたときに、わっとすることは分かることがあって、昔、テレビで咳をしたときに、どのくらいの範囲に飛沫が飛ぶかというのを見てから、私もうっと思う瞬間はあった。」
大五郎「僕もそうです。テレビでそういうのを見て、くしゃみは何メートル飛ぶのかというのを・・・。」
綾部祐二「3メートルくらい飛ぶらしい。」
大五郎「エレベーターなんてもっとひどいじゃないですか?」
綾部祐二「密閉されているから。」
大五郎「だから、いっぱい攻撃されているような気がする。」
石本沙織「自分のくしゃみや咳も気を遣っている。」

後藤輝基「握手なんかね・・・。今回はスタッフさんだったけど、好きな芸能人とかだったら・・・。大五郎さんは、好きな芸能人とかいますか?」
大五郎「僕は、スザンヌさんが・・・。」
スザンヌ「ありがとう。うれしい。でも、(スザンヌさんとの)握手はダメ? さっき、トイレで手を洗ってきたけど。」
大五郎「・・・じゃあ、大丈夫。そういうの聞くと大丈夫です。本当にスザンヌさん大好きです。」
スザンヌ「ありがとう。うれしい。」
綾部祐二「スザンヌさんが咳をしても?」
大五郎「うん。」
後藤輝基「スザンヌさんと付き合っていて、食事後、キスを迫られたらどうするの?」
大五郎「軽く・・・。」

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直接対決・・・。

奥村健彦「とりあえず、物を手で食べるのは、ゴリラみたいだから、止めたほうがいいと思います。」
大五郎「迷惑って、かけているんですか?」
奥村健彦「彼の車で来たんですけど、僕、くしゃみしたんですけど、窓開けて、換気して、息も止めていたんですけど、急に会話が途切れてしまって、あからさまにやるのは止めてほしい。」
大五郎「そういうのもちょっと、分かってほしいですね。逆に何で分からないのかなと思う。」
奥村健彦「この仕事(清掃業)向いていないのかなと思って・・・。」
大五郎「人のために何かをやるというのは好きなんで、お客様も『向いているね。』と言ってくれる。」
奥村健彦「会社の人間に対しては、先輩を先輩と思っていないような感じなんで・・・。」
大五郎「先輩は先輩なんで、実際、奥村さんに対しても、気を遣っている所もあるんで・・・。」
奥村健彦「(首を振っている。)」
大五郎「家に来た時とかも、何か・・・、ぶっちゃけ言ってないんですけど、玄関で即行脱いで、お風呂に入るんですよ。どんなにきれいな服を着ていても絶対。なのに、いつも汚い服とかで、あちこち寝転がって・・・。」奥村健彦「基本的に周りの人に失礼。会社のおばちゃんとかが、車に一緒に乗って、仕事を手伝ってくれるんですけど、お弁当とか作ってきてくれる。彼だけは、その場で食べず、お返しするか、持ち帰って、処理している。」
大五郎「おにぎりって、握っているんで・・・。愛じゃなくて、別のものがこもっているような気がする。」

引き分けのまま、直接対決終了・・・。

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オンチアドバイス

後藤輝基「少しずつ、除菌ティッシュは我慢しよう。」
あびる優「菌に強い体を作ればいい。」
スザンヌ「握手は出来るようになったほうがいい。」

大五郎さんは、大切な品、「腕時計」を預けて、更生プログラムに参加することになった。

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※ 司会 ... 田中大貴

※ オンチ後見人 ... 石本沙織

※ 捨恋マスター

左から ... 後藤輝基田野アサミあびる優綾部祐二スザンヌ

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